予想

 今週から阪神・中山・札幌開催。秋競馬の開幕を意識させるのは、開催というよりも、グダグダ感で出ていたローカル放送の終わり。今週から関西テレビ制作の「ドリーム競馬」。競馬を好きだという作り手の意識がありありと感じられる番組だけに大好きです。

 今年の2歳はやはり小物感が否めない。その中でも好素質馬の集まったと言われる8月28日の新馬戦を制したタガノアイガー。首〜胸の使い方が硬い印象を受けたので指名は見送ったが血統的にはSS×グルームダンサーでやや重いぐらいの馬場が合いそう。
 今回は地方馬よりも、中央の2頭。グラスウィークとベストストーリーに注目。前者はインティライミと同配合。後者は輸送で入れ込みなければ。

  • 浦安特別

 阪神の夙川Sから1頭でも回ってくれば本命になるぐらい同じ1000万下とはいえ、レベルが違う。同条件で安定勢力のミスフェリチタが一気に相手に恵まれた。先行馬の少ない組み合わせで押し切れる。素質上位のケイアイコンドルだが今回は休み明け。あっさりの可能性もあるが、それなら単騎逃げの打てそうなボタンフジの方がいいかもしれない。

 レイナシンフォニーは相当相手に恵まれた。1.2倍ぐらいだろうが勝つでしょ。
阪神12R
 出遅れ、芝を除くとそう悪くないのがシルクパスワード。阪神の坂が気になるもスピード値は最上位のツモルランサー。デビュー当時「ダートの方がいい」とコメントのあったガラディナーが芝で走れるいま、ダートに戻って前々で競馬すれば。

  • 夙川S

 速いメンバーが揃って、しかも自分の競馬を出来なければ案外脆いタイプの先行馬ばかり。スタート次第でいきなり脱落する馬が出るのではないだろうか。能力という点ではミリオンベルとパレスエースが一枚抜けて上。

 ◎は休み明けでも時計が出ていて、先行馬ながらある程度抑えの利くミリオンベル。これで砂を被らない外枠ならもうちょっと自信があったが…。49er産駒だけに砂を被って嫌気を差す可能性がなきにしもあらず。だけど、56kgとはいえ展開利の方が大きい。

 ○はリーサムウェポン。この馬も砂を被るとよくないタイプなのかもしれないが、今回は縦長になるとみた。道中はインでじっとして4角で斜めに外へ。ロスの無い競馬をすれば。本当は叩いてからかな。

 △マチカネホマレ。個人的には控えても競馬出来ると思っているので他馬が逃げバテるなら追い込みもある。付いて行くとこの馬が潰される可能性の方が高いが。

 サクラグッドラック、マルトク、ナリタフロンテアー、リキアイヤマノオーは逃げ潰れるだろ。出来るだけHペースで逃げて欲しい。パレスエースもこれらの後に控えても大して伸びないのは前走で証明。切れ不足か。3歳馬もここに入るとちょっと厳しい。

  • 紫苑S

 ◎ラドランファーマを初めて見たのはジェダイトの勝った赤松賞。出遅れて直線凄い切れ脚をもつ馬がいるなという印象。ベゴニア賞では好位につけて一瞬の脚で抜けるセンスのある競馬。これを見て少なくともオークス掲示板はあると思ったが、そこから3戦はややリズムを崩す競馬になってしまった。休みを入れた今回は馬が違ってくるはず。ますますパワーアップしていれば、ここでは負けられない気持ち。

 2番以下は混戦。コスモマーベラスは叩いた方が良いタイプだろうし、パーフェクトマッチは1F長い。一度気持ちの切れたショウナンパントルがどこまで立て直っているか。ピサノグラフのこの血統は走ってみないとわからない。

 それなら、同じ休み明けでも500万下で良い末脚を繰り出した○シルキーステラで勝負にならないか。戦ってきた相手と差はそうない。

  • 朝日CC

 小倉記念は何度やってもメイショウカイドウが勝ったレース。◎ワンモアチャッターが逆転するのは不可能だろう。それでも、阪神2000mという条件になれば、ワンモアがセフティーエンペラーに逆転されるシーンも想定しがたい。アグネスシラヌイも明確な力差を感じた。

 エリモハリアーは前走調子落ちという話だったが、今回も使ってきたのは立て直しに成功したのか。開幕週のニジンスキー

 大崩れはないのは○ツルマルヨカニセかな。小牧が逃げる豊のビッグプラネットか後ろのワンモアを意識するのかによって、多少仕掛けが変わるが、小牧なら前を捕まえに行くだろう。そうなるとビッグプラネットは苦しい。

 ▲サクラセンチュリーは58kgが課題もまぁ力では2枚ぐらい上だろう。息さえ持てば得意の阪神であっさり。

 ビッグプラネットは春先は気性面、馬体ともにマイルまでの馬だった。放牧でどれだけ馬が変わってきたか。勝ち負けは厳しいだろうが、楽逃げなら3着は。とりあえず馬体には注目。