回顧

 想像していた以上の圧勝劇で無敗の3冠馬への王手を掛けたディープインパクト。前肢と後肢のバランスが非常によく、それが推進力に繋がっているのだろう。夏を越して胸前がガッシリしたように思えたが、馬体重は変らず、中身がさらに詰まったということか。

 敵は故障と落馬のみ。ナリタブライアン以来の、シンボリルドルフ以来の無敗の3冠馬へ。とにかく無事に淀の舞台で会えることを楽しみにしている。

 シックスセンス。100点に近い競馬。春よりも馬体重は減ったが歩様は数段良くなっていた。腰周りがしっかりして出遅れの不安はなくなった。これまでのレースと違ってディープが捲くった恩恵ではなく、れっきとした力で確保した2着。褒められるべき内容。これで皐月・ダービーに続き3度目の邪魔をされたわけだが、SS×デインヒルを認める時がきたのだろうか。上村も上手い騎乗だった。

 ローゼンクロイツパドックを観た時に、隣にいた友人に購入を勧めたぐらい馬体(弱かった腰)に成長を感じた。それでもこの差。平坦に替わるのはプラスとはいえ、逆転は難しい。

 マチカネキララは十分な走り。古馬になれば重賞の一つや二つは取れる馬。今後はじっくりと育ててあげられれば。順調に使いたい。

 アドマイヤジャパンは追い出してからすぐに典ちゃんが後ろを気にしていたが。まともに追ってないのが気にはなったが、疲れを残していないとも考えられる。評価は下げるが、2番手以下は混戦だけに。

 セントライト記念とこのレースでTRは終了。菊花賞は今の所、ディープが断然。2番手以下は、フサイチアウステルアドマイヤフジ。これにシックスセンスローゼンクロイツ。この4頭かな。とりあえず、ディープ軸は変わらないが、もう一度アドマイヤフジを追い掛けてみたい気もする。