阪神JFをちょっとだけ考えてみる

 阪神JFの予想をしようと思い、登録馬を見る…前に「フレンチデピュティ×エンドスウィープアルーリングボイス阪神マイルはこなせるか…。それに前走追い込んだ反動もあるだろうし、何とか消せないか…」と考えている自分がいる。5戦4勝で先行・追い込み、良馬場、荒れ馬場経験ありで鞍上には武豊と、素直に考えれば買える要素ばっかり並ぶにもかかわらず、頭の中に「消したい」という意思がある。

 過去5年の3着以内15頭の内、父ノーザンダンサー(以下ND)系が6頭。母父ミスプロ系が1頭。ND系×ミスプロ系で着たのは02年のブランピュールのみ。父フレンチデピュティは04年アンブロワーズが休養明け+1200m→1600mの延長を克服。エンドスウィープは父として04年のラインクラフト3着と03年スイープトウショウの5着がある。どちらも断然人気だけに、取りこぼしという評価が適切か。

 ファンタジーSの回顧では1・2着以外は1枚能力落ちと判断したけれど、ニシノタカラヅカサンデーサイレンス×ダンチヒという配合。これは03年2着のヤマニンアルシオンと同じ。そしてYアルシオンも勝ち鞍は1200mしかなく、1600mと阪神は初体験。半姉に91年同レースを勝利したニシノフラワー
 未勝利2着に敗れた時のタイムは同日2歳500万下よりも0.1秒速く、未勝利を勝ちあがった時のタイムは同日古馬500万下よりも速いと。思ったより悪くない。

 ファンタジーS2着のラッシュライフ。父サクラバクシンオー京王杯2歳Sデンシャミチが勝ちで2歳馬の中央初重賞制覇を成し遂げた。阪神JFシーイズトウショウが4着に敗れた実績が目立つぐらい。母父はデインヒル。ND系のダンチヒなので相性は悪くないはず。

 ということで、危ない予感のした3頭が軒並み「別に無理に消す必要はないんじゃないか」という結論に達してしまった。

 それでも気になるのが過去10年1番人気・2番人気で決まったことがないこと。ということから、◎ニシノタカラヅカで。グッドフィーリング四位先生なら頭固定で。