2006年の注目馬(2005年3歳ダート編)

 一応、予想の上ではダート競馬ブログの括りに入りそうなので、来年の注目馬もダートから取り上げよう。とりあえず一度でも◎が○を入れた馬をリストアップしてみると、結構な数に上った。これでも少なくした方で、それだけレースを見ていたのかな〜と思う。参考にならないレビューかもしれませんが、暇つぶし程度にどうぞ。

 この馬を一番強いと思ったのは2月13日の未勝利戦かな。それ以降はソコソコ強いとは思う程度で。それもクロフネという幻影と重ね合わせているからなのか。JCDで叩き合いと制したことは評価したい。年明けのフェブラリーS。今度のスタートは武蔵野Sで出遅れた芝。その時の出遅れは芝が原因なのか躓いた事が原因なのかはっきりしないが、若干気になる。来年は日本のダート界を背負っていく馬。頑張って欲しい。

 初ダートとなった未勝利から4連勝で武蔵野Sではカネヒキリに初めて土をつけた。JCDでは2100mという距離も苦にせず、勝ち馬に0.2秒差まで迫ったことを評価したい。年明けは根岸SからフェブラリーSというローテらしいが、距離短縮は合うはずなので再度頭も意識して狙ってみたい。砂を被っても平気なので内枠でも問題なさそう。

 初ダートのエニフSを辛勝し続く浦和記念も快勝。メンバーに恵まれたとはいえきっちりと勝った点を評価したい。芝との内容から合わせて、出し入れの激しい競馬が合うとも思えないので、距離は1800m〜2000mぐらいでゆったり流れた方がいいかも。フェブラリーSで買いたい馬ではない。

 未勝利〜1600万下まで4連勝。これは簡単に出来ることではない。平安Sは回避という情報があるので次走は分からないが、来年もっとも注目すべき1頭か。馬体はゆったりとした造りで、芝でもそれなりに走れるのではないかと思わせるぐらいスッキリと見せる。その反面、いつもチャカチャカとして騙馬になっても気性面で煩い部分が残っている。この煩さがいつかプッツンしないか心配で見ているんだけれども。現状、最内枠で砂を被る競馬は未知の領域。切るなら揉まれそうな条件か。

 まさかこの馬がここまで成長するとは思わなかった。今年の一番の驚きかもしれない。後から思えば花園Sはそれなりに相手に恵まれていたのかもしれないが、それでも1600万下を差して勝ったということを評価しなくてはならない。重賞やOP特別では頭打ちしそうな気がする(先入観が相当にあるが)。もう少し様子を見たい。

 左回りが一つの原因かと思っていたが東京大賞典の内容は右回りでのモノだけに不満。早熟だったとは認めたくないだけにもう一度ゆっくりと立て直して欲しい。気持ちの部分さえ変わってくれれば馬体的には上を目指せる馬だと思うので。まだ見切ってはいない。

 フェアウェルSは色んな意味で驚かされた。芝を33秒台で走れる馬がダートでも走れたこと。最もダートに使えとずっと言ってきたのだが。それと返し馬で見せたのびのびとしたフットワーク。あれほど綺麗に走る馬はなかなかいないと思った。ルメールの背中がよほどあったのかもしれない。武豊福永祐一ルメールとこの3人が乗ったレースの内容が素晴らしいことを考えると柔らかい騎手の方が良さそう。希望としては横山典騎手に一度乗って欲しい。来年は是非重賞戦線での活躍と秋のG1の舞台へ。

 ジェニュインの日本復帰の原動となった同馬の活躍。ジェニュインとはいえサンデーサイレンス産駒だから全体的に見れば良血の部類に入るんだろうけれども。さらに母父ヤマニンゼファーで地味といえば地味。元々引き離して勝つタイプではなく勝負強いタイプ。距離はやはり2000mは若干長いのかもしれない。今年は1400m〜1800mで勝負をかけてみたいと思う。G3ぐらいが主戦場になりそう。

 前に行ければ本当にしぶとい馬。JBCスプリント、兵庫ゴールゴールドCはさすがに太く、それでも若干ながら絞れた兵庫GCではまだ動きは良かった。距離は1200〜1400mで来年も走ってくれそう。森厩舎らしく地方周りになりそうで、短距離ではうるさい存在になりそうだ。

 折り合って前々で走れれば芝もダートも問わないと思うが、強さを見せるという点ではやはりダートの方が良い。ヘネシー×スキャンということでスランプに入れば流そうな気がするも現在の充実振りからすれば、重賞でも好勝負が出来ると思う。ガーネットSに登録があるみたいで、まずはここでも狙ってみたい。今年の1200〜1400mのOP特別、重賞の主力か。

 ユニコーンS、JDDと同世代の馬達に力の差を見せ付けられた敗戦。外外を回らなければいけない気性的な弱さがあるが、上のクラスになるとそれでは厳しい。サミーミラクルのように短縮で後方一気のような極端な競馬をした方が良いのかな。とりあえず、休み明け初戦は様子見で。

  • ケイアイメルヘン

 ダートで崩れたのは引っ掛かった小倉ダ1700mの一戦だけで、他は特に折り合いを欠くこともなく。ダート成績が【4111】。ジョイフルハートには千切られたとはいえ、前走でコパノフウジンを差し切った内容から図れば、展開さえ向けばOP特別以上で穴を開けてもおかしくないかと。ただ、この1200〜1400mには主みたいな馬が一杯いるので、今の段階でそれらをまとめて倒せるとは思わないけれど。とりあえず、何戦かクラス慣れして、春先の段階でもう一度評価したい。

  • マイティスプリング

 ぶっちぎりで注目を集めてから、まるで覚醒したかのように勝ち進み、ミリオンベルにもあっさり先着。前走が564kgと本当に「馬力がある」という体をしていて重戦車のよう。クラスが上がってからは外枠を二度引いているので内枠で砂を被った時にどういう走りをするのか気にはなるものの、重賞でも通用しそうな雰囲気はある。次走は前走よりももう少し絞って欲しいと思う。来年はOP特別2勝ということでどうだろうか。


 明日以降は1600万下〜500万下で注目馬リストに入っている馬について簡単に。


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