木を見て森を見ず?
英語で言うならば、「(主格)can't see the trees for the forest」で合ってるでしょうか。これは競馬にも言えることだろうと。今さら論なので、どこかで常に言われていることでしょうが、自戒を込めて年始に再度書き残しておこうと思います。
- 血統で分別する
競馬にのめり込んだきっかけが金満血統馬券王国、いわゆる金満なので予想や回顧の基本が全てここにある。そこに、Mの理論や血統ビームや馬体理論なんかが組み合わさっているのだけれども、最初は血統でその馬の印象を決める。
そうした中で確実に出てくるのが「例外」の存在。これはどこの世界でも出てくることで、馬の世界だけにあらず、人間の世界にでも同様のことで。簡単にいえば、ライブドアの堀江社長のような人をイメージしてもらえば良い。
例えば、ダンスインザダーク産駒のデータが以下のようなもの。
芝が出走回数 3,688 勝利数 306
ダが出走回数 1,649 勝利数 95
ダンス産駒で獲得賞金が1億円を超えているのは17頭。その中でダートで結果を残しているのはインタータイヨウとマルブツトップ。この2頭に共通するのは母父ミスプロ系。関西馬でダートを走っている産駒といえばラバグルートだが、あの馬は母父ノーザンテースト。母がスカーレッローズはスカーレットインクに繋がる一族なんだけれども、同じ一族でもスカーレットルージュを通るとダイワメジャーを代表する芝血統だけれども、スカーレットローズを通ると、サカラートやヴァーミリアンのようなダート血統に行き着く。
ラバグルートもそのスカーレットローズの流れだと思っていれば、母父がミスプロではないノーザンテーストでもダートで買えるという予想が組み立てられる。
これは単なる一例で、ゼンノロブロイのようなサンデーサイレンス×ミスプロ系という血統から秋古馬G1を3連勝する馬が出た時に、その例外を認められるかどうか。
昨年は、サンデーサイレンス×デインヒルという血統に固執した結果、シックスセンスに皐月賞・ダービーで好走され外した。それまでに全兄のノーブルフォースや同配合のメテオバーストで人気切りに成功していただけに、例外を受け入れることが出来なかった。
いかにして、例外を例外として認識できるか。個体評価が上手く出来る人には、その必要がないのかもしれないが、まず大雑把に分別する自分としてはこのキーワードが予想の上で非常に重要なものとなる。
今年は、思い込みをいかに少なくして個体評価を出来るか。この事を念頭において今年1年頑張っていこうと思う。
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