雑記
感動と共に記憶に残るレースというのは、名実況あってこそだと、フェブラリーSを見ていた感じた。元々、フジテレビの佐野アナウンサーの競馬実況が好みではないせいか、回顧でビデオを見直す時も音声を消して見てしまう。
あまり上手くない実況をする人というのは、やたらめったら「さぁ」を用いるような気がする。
「スタートを切りました。さぁ、何が行くんでしょうか」
「さぁ、先頭から見てまいりましょう」
「さぁ、先頭が2コーナーのカーブに差し掛かりました」
「さぁ、逃げる○○が最初の1000mのハロン棒を今通過」
「さぁ、3コーナーから4コーナーへ差し掛かります」
「さぁ、最後の直線に向きました」
「さぁ、横一線の中から何が抜け出してくるのか」
「さぁ」っていう言葉は、何かの前に付けると、これから始まることに勢いがつくような感じがして、実況として言葉を発するには非常に使い易いのだろうが、何気なく聞いていると、非常に耳に障る言葉でもある。
だから何?と言われると返す言葉がないのだが、最近競馬のビデオを見ていて、やたらと「さぁ」を耳にするな〜と思ったので。