天皇賞を軽く
ディープインパクトが追い切りで遅れたそうで。ちょっとずつ追い切りでズブくなるっていうのは、スペシャルウィークにも見られた現象だから気にしなくていいかも。まぁあの時は、追い切りで遅れる度に「スペシャルは大丈夫か!?」って文字が紙面上を踊っていたことを思い出す。秋の天皇賞でスペシャルウィークが4番人気になるなんてことは、あと30年経っても忘れられないことだろうなぁ。記者情報による人気の変動って怖いと思う。
さてさて、週初めにも書いたけれども、ディープさえいなければトライアルと何ら代わり映えしないメンバーで。G1勝ちのないリンカーンが1番人気になって大混戦の天皇賞だったが、一頭いるだけで看板が違う。
もしも、ディープインパクトが敗れるようなことがあれば、例年よりもさらにキツい距離短縮論が繰り広げられそうなだけに、ディープインパクトには頑張っていただきたい。短距離に使いたいのなら、欧州でもオーストラリアでも香港でも行ってこいって時代になったんだから、春の天皇賞は3200mでも良いと思うのが個人的見解。番組選択が日本限定から、ドバイや欧州・米国・香港・シンガポールまで含めた世界基準になったんだから、別にそれぞれの国に独自性があって良い。そのためのグローバル・チャレンジの創設ではなかろうか。
で、リンカーンだが。天皇賞以外は本当に良く走っている。昨秋の京都大賞典・JC・有馬記念、今年の日経賞の内容はこの中に入れば間違いなく一番。それだけに、ここ数年の天皇賞の成績の悪さが目に付く。ハーツクライが前に行って倒したように、リンカーンもトウカイトリックやシルクフェイマスが行った3番手あたりで競馬してくれれば非常に面白い。そう、昨秋の菊花賞のアドマイヤジャパンのような競馬で。
馬券的には、アイポッパーが絞れて内枠で良馬場なら印を上げようかと思っていたが鞍上がマイラー。トウカイトリックやカムカムやストラタジェムやアドマイヤモナークあたりとリンカーンを比べると、リンカーンに失礼な気がする。
まぁ武→岩田・横山典・安藤勝で良いんじゃないでしょうか。馬だけで行くとデルタブルースに京都の高速芝がこなせる状態にあるとは思わないけど。ディープ→リンカーン→ローゼンクロイツが30倍つくなら観戦料ぐらいで参加します。
- 端午S
ダートブログとしてはこちらが準メインなわけで。先週の競馬を見ていると、先行有利な馬場とみて問題ないだろう。時折差し届く馬がいるけど、基本は前。
前走阪神で後方一気で圧勝したホーマンジュピター。メイショウシャフトが割と頑張ったレースと言った方がいいかな。一応差せない事はない馬場だったし、3着以下も後ろから届いている馬が多いし。ただ、その競馬を今回もするようだと阪神より京都は届かないので、脚を余す可能性もある。
前に行ける馬としてサンライズレクサスを。無茶苦茶強いという印象はないが、コンスタントにまとまっている馬で、フォーティナイナーにしては安定感を感じる。それもユニコーンSまでだと思うが、将来的にはOPでやれる馬だし、3歳の間は1800mでも大丈夫だろう。これ以上馬体は減らないで欲しい。
これも後ろから行く馬だから評価を下げざるをえないマルブツリード。能力としてはホーマンよりも同じか上だと思っている。アフリート産駒だけにごちゃつかないスンナリした競馬を望みたい所だ。
ナイアガラは相手なりにしぶとく走る馬。だけど、このメンバーに入って、ニシノロドリゲスやマルタカタキオンと接戦ていうのはちょっと苦しい。先行有利な馬場で逃げたり、番手ぴったりの競馬になるっていう強烈なバイアスが欲しい。
セイウンワキタツは一本調子な面があるだけに延長はどうだろう。もちろん、エイシンハンコックを破ったことは評価できるし、それも圧勝だったんだけど。武豊から誰かに乗り替わるのも一抹の不安。
勝ちきるまでの印象はないけど連軸としての評価でサンライズレクサスを◎。マルブツリードとホーマンジュピターを控えて、その後にセイウンワキタツ。体調が素晴らしければナムラアトランテスも狙いたいが1400m以下の方がいいか。ナイキアースワークは現状ではまだまだ。秋以降にはもっとよくなってくれるはず。