また乗り遅れたaboutディープインパクト

 ゼミ後、晩御飯食べて、某所で薬物検出の一報を聞いたものの、ここまでヒートアップしてるとは思わなかった。というのも、国内出走はOKとの文脈だけ捉えていたから。さて、出遅れたものの、これについて一言二言。


 ただ、全ての話の大前提に、未だわからないことが多いということ。それから、皆飛ばしすぎじゃないかということ。

 JRA高橋政行理事長のコメントがこれ。↓

 この度、凱旋門賞に出走したディープインパクト号から禁止薬物が検出されたとの報告を受けました。 同馬の出走に際しては、競馬ファンの皆様をはじめ、多くの方々から応援をいただいたにもかかわらず、世界最高峰のレースとして栄誉ある凱旋門賞に汚点を残す結果となり、誠に残念でなりません。
 今回の件はフランスで起きたものではありますが、JRAとしても、今後、国の内外を問わず出走馬関係者に対し、禁止薬物等に対する意識の向上を図るべく指導を徹底して参りたいと考えております。


 この「汚点」という言葉に端を発するワイワイガヤガヤ。「お前の言葉は日本の言葉なんだぞ」とのご意見あり。凱旋門賞に対する敬意を表した上で、事実=結果として、相手のお国のルールの下で禁止薬物が検出した事に対して、このコメントは適正であると個人的には思います。ただ、JRAの理事長がコメントを出す必要があったのかなぁとも思いますが。


 関係者各位に関しては素人が何も申し上げることはなく、ただ、こういう事が起こってしまった以上、事実関係と原因ははっきりさせなければならないと思うし、当然そういう方向で話は進むでしょう。むしろ、運が悪かったで済むことが恐ろしい。まだ不確定な事が多い段階で、各所に飛び火というか色んな所でヒートアップしているのに驚いた。


 個人的には重ねて書くけど、事実関係と原因と責任の所在を明確にした上で、対策を打つことしかないと思います。それ以外に、今の段階で申し上げることはありません。


 最後に、ズルしようとして使ったんじゃないから…との意見はアスリートとして、定められたルールの下で勝負に参加した以上、擁護する理由にはならないと思う。


 これは関係ないボヤきで、家に帰ってくるまでが遠足とはよく言うものの、家に帰ってきたら行った先での不祥事を問題にされて懲罰か…。意味は違うけれども、旅の恥は掻き捨てはそう甘くない世の中。特に、違う文化圏に足を踏み入れる時は、相手のルールやマナーを最低限リサーチしておかなければならん。


 日本競馬にとって、遠征がいかに難しいかという、また一つ勉強になりました。