簡易回顧続き

 日曜分は明日の午後以降にでも書くとして。マスコミを利用した「いじめ予告テロ」が行われだした模様。マスコミは啓発記事を書いて社会に警鐘を促すという重要な役目がある一方で、それが利用された場合、今回の一連の連鎖を生み出す「ポンプ」の役割を果たすことも認識した上で報道する責務があると思うが、テレビや新聞も巨大広告っぽくなっている現状においては、それも無理な話で。


 石原都知事にメッセージを送っている自殺願望のある方は、北朝鮮のようなポジションについている。北朝鮮の場合は一方的に非難出来るが、この場合、マスコミはどちらの側につくのか選択を迫られている。石原都知事はマスコミに嫌われているような風潮をマスコミの方々から感じ取れるので、この一件が自身の知事・政治生命に大きく関わってこようとはコメントの段階では思わなかっただろう。


 そうやって今度は石原都知事いじめに走りだすのであろうが、本質的な部分での「いじめ」に対する追求がなおざりにされる。テレビの場合だと、マスコミがこぞって例えば石原都知事をつるし上げたことに世間が嫌気を刺しだすと、得意の手の平返しで、本質はそんなことじゃないんだと自分達で脱線、マッチポンプしておいて正義を語りだす。それが今の論法というか視聴率獲り作戦。


 君たちが命を賭して訴えたいメッセージも、立場の違う人にとっては飯の種になるんだよと言ってみる。もちろん、自殺する人がいなくなることは言うまでもないし、こんな事が流行ってしまう社会の風潮も良くないと思うが、メッセージの伝え方を考えるのも人間としてのらしさだと思うんだが。そして、それを教えてあげるのが教育ではないだろうか。そんで、その良い方法を広く伝えるのがマスコミの役割だと思うんだが、どこも自分を守ることしか考えていない世の中の仕組み上、難しい。


 競馬に関係のないことを書いてしまった。


 京王杯2歳S マイネルレーニア
 速い流れを4角2番手から押し切る。有力馬が出遅れて後ろからの競馬になったのが有利に働いたとはいえ、スムーズな競馬が出来ることも重要なポイント。父グラスワンダーは初年度産駒から2歳重賞勝ちを継続。成長力に疑問は残るものの、早い時期から重賞勝ち馬が出るのは悪くない。グラスワンダー産駒の全体の傾向からすれば中山に替わるのはむしろ歓迎で、スケールで見劣る感はあるものの、それで人気が落ちるなら朝日杯でも一考。


 ゴールドアグリはいかにも試走。中途半端に動いたのがよくなかったのかもしれないという鞍上のコメントもあり、朝日杯では展開が大きな鍵を握ることになりそう。差し届く馬場と展開かどうかは見極めなければならない。


 アドマイヤヘッドはスタート直後に挟まれる不利があったとのこと。初めて後方から競馬した割には最後までよく詰めているし、決して悪い内容ではなう。シンザン記念あたりで買いたい馬。