きさらぎ賞を考える

 競馬ブックのフォトパドックを見てきたら、コンゴウリキシオーは強そうだなぁ。初戦はディープインパクトにやられたけど未勝利・500万下と連勝。逃げて勝って来たとはいえ、馬体の印象からは控えても十分に競馬出来そう。その下の血統表の母系がハンセル−ノーザンダンサーになってるけど、ハンセルはウッドマンだからミスプロのはず。でないと父ストラヴィンスキーがヌレイエフの直仔だからノーザンダンサーの3×3になるし。誤植だろうな。
 父ストラヴィンスキーは特に日本で走っている馬がいない。ダンツタクソールだったか去年未勝利で何度も見かけた気がする。ヌレイエフ系がそれほど安定して大物を出す感じではない。といっても、昨年のコスモバルク種牡馬入りしたブラックホークに、ハートレイク、スピニングワールド、パントレセレブル。晩年に大物が出てきてる。他にもシアトリカルがいるな。日本に入るとどうしても切れが足りない印象があるだけに、このコンゴウリキシオーも前々で競馬して馬体を併せるような流れに持って行った方がいいかもしれない。そういう競馬に藤田は合うはずだし、ここでも恐い一頭。

 レジェンダロッサも流石の好馬体。まだ力が付ききってないように背中あたりがタルい感じがする。この感じはマッキーマックスのこの時期に見られたような印象で、あの馬の場合は母父ディクタスから来る影響だと思うが、この馬は母父リファールの影響だろう。ブラックタイドもこの時期は似たような馬体をしていたのを思い出す。この馬体を見ると、ゲートが悪いのは気性的な問題もあると思うが、馬体の影響も少なからずあるだろう。今回も2馬身ぐらいの出遅れは加味しておく。

 シンメイレグルスはヒョロヒョロの馬体。よくこれでダートを圧勝してこれたと思うぐらい。心臓がかなり強いらしいが、それは馬体面からは受け取れない。父BTで母系はシーキングザゴールドに母母父がダマスカス。異父兄のマイネルモルゲンは芝で走ってるが、この馬の場合は走ってみないとわからない。それでもPO指名してるんだから、若い頃の馬体では芝も走れる印象を受けているはずなんだけどなぁ。もの凄く強いか全然付いていけないか。

 他のマキハタサーメットは馬体の印象から相手になりそうにはないんだけど、オーヴェールに勝った前走は強い競馬だったし、テイエムヒットベも展開向いたとはいえ萩Sのヴァーミリアンを封じ込んだ力がある馬だけに簡単には切れないな。

 けど、自分の目を信じるなら、アドマイヤフジを中心に据えた上記3頭の馬券か、シンメイを切った3頭。シックスセンスはデイリー杯の時に本命か対抗にしたんだけど、SS×デインヒルはどうしても良い配合だとは思えない。前回のようなメンバーや馬場だと通用するかもしれないけど、今回は同じ1勝馬が集まったにしても違うと思うんだよなぁ。ということで消しの予定。