回顧

  • 土曜

 青葉賞ダンツキッチョウは順当勝ち。着差はクビでも逆転は難しかったと思う。ただ、あの瞬発力のなさはダービーではどうか。どう転んでも後方待機馬有利な流れになりそうなダービーでは△ぐらいの印で。2着のニシノドコマデモ東スポ杯で見せた末脚がようやく戻った。ただ、真面目に走らない馬なので、どこまで信頼できるか。次の狙いはセントライト記念だと思う。
 ブレーヴハートはまだまだ。ダービーは参加程度のレベル、アフリカンビートが休養で随分良くなったが重賞レベルには達していない。また、今後注目したいのはリアルコンコルド。馬群に揉まれてスムーズな競馬が出来なかったが、条件なら充分に主役を張れる馬になっている。兄同様ラジオたんぱ賞に来れば厚い印で。

 ついでにカネヒキリにも触れておく。当然の圧勝劇。今回は少し後ろ目から行って控える競馬が出来たのは収穫。威圧感のある馬体から今回は若干シャープに斬れる雰囲気を醸し出していたのには、成長を感じた。今後も当然注目の存在。今更ながら未勝利の単勝59倍が悔やまれる。

  • 日曜

 どうしてこうも長距離GⅠは荒れるようになったんだろう。菊花賞天皇賞の荒れる傾向が止まらない。馬場が多少先行有利でも差し馬が自分のレースが出来るのが、阪神大賞典天皇賞で、それが一流馬の競馬が見れるレースだったのに。
 騎手がペース配分が出来なくなったのだろうか。武豊ノーリーズンで落馬した時の菊花賞は乱ペースでそう言われたが、その後の長距離GⅠでも結果は荒れたまま。よくわかんねぇな。

 京都最終ダ1200m。馬券的にはここが勝負だった。結果は逃げた順番そのまま。先行馬が結構居たからカリスマとベレノスに展開向くと思ったけど、それすらも許さない馬場だった。次走の注目馬はカリスマとナトゥーア。後者は阪神の坂では止まるが平坦の京都ではギリギリ残れる。先行馬が少なくなれば、勝ち負けまである。

  • 週末展望

 京都新聞杯ヴァーミリアンがどれだけ動けるようになっているんだろうか。このレースは皐月賞を人気で負けた馬が来るようになってから荒れないようになった。今年も500万下を勝って挑んできた馬たちよりも皐月賞組が優勢。その中でもアドマイヤフジが一番。インティライミが○で、ヴァーが▲、コンゴウが△。これは取りたいレースだけど、フジ頑張れ。

 プリンシパルS。連勝中のアスカロンが人気になりそうだが、先生。まぁOP特別だから来ても驚かないけど、この中からダービーで勝負になる馬はいない。久々のモエレアドミラルが良馬場でどれだけの競馬が出来るかと、ディーエスハリアーはセンスのある走りで上位に食い込むことが出来るかが注目。

 マイルC。マイネルハーティの成績は父のラヴに被るなぁ。お父さんはここを豊で負けて秋のセントウルSでビックリする末脚を使ったんだけど。今回は馬よりも鞍上内田博が恐い。今日本で一番勢いがある騎手ではないだろうか。馬だけなら消し候補なんだけども。
 一応の◎は短縮組のペールギュント桜花賞ラインクラフト。これにビッグプラネットまでかなぁ。スプリント・マイル路線だけを使ってきた馬はクラシック路線よりも3枚は落ちると思うので、今回は軽視したい。