馬は体調が悪いと手前をどうするのか

 今週の競馬ブックを読んでいると、気になるコメントを見つけた。それは土曜の阪神8Rに出走していたビッグクラウンに関するものなんだけど、「体調があまり良くないのかなぁ」という武豊騎手のコメントがある。その前走、3月18日の伊丹特別で4着時に騎乗した秋山騎手は「最後は手前を替えてくれなかった」とコメントしている。


 手前を替える行為に関して、ググってみるといくつかの回答が載っているけれども、コーナーが関係ない場合は、「得意な手前ばかりで走っていると片側の脚だけに負担がかかる理由で、どうしても手前を替える必要があります」ってのが一般的な理由だろうと思う。


 競馬ブックの某記者は、追い切りのVTRを見ながら何度も手前を替える馬に関していつもこう指摘する。「ゴール前で馬が苦しがって何度も手前を替えて、私はあんまりこういう馬を買いたくないのですが」と。


 それを聞いていて、体調のあまり良くない馬というのは一般的に何度も手前を替えるもんだと思っていたが、このビッグクラウンの騎手コメントを読む限り、それって本当なのかと思った。単に癖で手前を頻繁に替える馬もいるだろうし、手前を替えるのが下手な馬もいるだろうし(サイレンスボーイがそうらしい)、手前を替えなくても走る馬もいるし、左回り・右回りを手前の関係で得手・不得手とする馬も多いようだし。


 でも、そういうのって、実際の所はどうなんだろうか。一頭一頭違うとするならば、やはり個別に見るしかないし。ビッグクラウンに関しては、2月12日のシーキングザベストと走ったレースでは休み明けでも状態は良かったとパドック・返し馬を見て思った。それ以後のレースで硬さが出てきた事を考えると、あれから調子落ちなのかも。


 大それた題にしてしまいましたが、当方は素人ですので、こういった類の問題に関してはさっぱり分からず。本当に苦しがると手前を替えるのか、調子が悪いと逆に手前を替えないのか教えて欲しいところです。