NHKマイルC展望
天皇賞のディープインパクトの単勝だけが菊花賞以来の重賞での当たり馬券です。といっても払い戻ししてないので負けは負けです。しかし、今週のNHKマイルCはなぜか自信があるような気がする。買う人はRの買い目を外せばそれだけで的中率が上がる?(笑)
- 過去の傾向
勝ち馬の父か母の父にはノーザンダンサーの血が入っている馬を!がこのレースのキーポイントだったが、昨年のラインクラフトの優勝によって9回続いた法則が途切れてしまった。
3着以内まで広げると、どちらにもNDの血が入っていない馬が増えるが、それでも2着以内馬は先のラインクラフトを含めても連対馬20頭中エイシンツルギザンと2頭しかいないのである。
昨年はそれをそのまま適用し、◎ペールギュント(母父リファールでND系)、○セイウンニムカウ(父カーネギーでND系)の2頭軸で馬券を買い、短距離実績しかなくND系が入っていない自信の消し馬だったアイルラヴァゲインにまで先着されるという壊滅的な予想を披露してしまった。尤も、昨年の場合は桜花賞の走破時計が早すぎて疲労が残るという理由でラインクラフト・デアリングハートの牝馬2頭を軽視したことも外れた大きな理由だったが。
But、もう一つ大きな血統的括りが実は存在していたことに恥ずかしながら、今年になってようやく気付いたのである。それは「父系か母父にミスプロ系」。これも過去10年間でクロフネ−グラスエイコウオーで決まった年しか例外のないパターンだったのである。
つまりは、「連対馬は父か母父にノーザンダンサーの血とミスプロの血を持った馬しかこない!!」という法則があったわけだが、実際問題として、そうじゃない馬を探す方が難しい(笑)
何と言っても近代競馬の世界3大種牡馬(私的にノーザンダンサー・ミスタープロスペクター・ヘイルトゥリーズン)であるわけだから、その血を含まない馬など希少価値なのである。むしろその馬を応援してやった方が良いぐらいだ。
- 今年の出走馬
ロジック…父アグネスタキオン×母父サクラユタカオー。あっ、いた(笑)。とりあえず、連対はないということで。
ユウカージナル…母父マルゼンスキーでND系の条件を満たしマイル実績あるも、さすがに相手が強い。
モエレフィールド…父49er系×母父ダンシングブレーヴで両方所有。だがマイル以上経験なく苦しい。
モエレソーブラッズ…父SS×母父の遠くにND。モエレの馬は使い出しが早くクラシック期どころか3歳に入るとショボーン。
マイネルスケルツィ…父グラスワンダー×母父マキャベリアン(ミスプロ系)。ちなみに父がヘイルトゥリーズン系で連対したのは、ウインクリューガーとデアリングハートだけで、これらの2頭の共通点はミスプロ系の血ではなく、NDの血を母父に内包していたという事実がある。よって、プラス評価とはいえない。鞍上も今年は何かが違うだけに、安易に消し評価が出来ないところが厄介だ。
フサイチリシャール…父クロフネで父同様条件を満たす。マイネルスケルツィとの違いは、こちらはヘイルトゥリーズンの血が母父にあるということ。母父にヘイルトゥリーズンでいくとラインクラフトと同様なんだが、ラインの父はミスプロ系ということで。
ファイングレイン…マイネルの所でみた父ヘイルトゥリーズン系の好走パターンが当てはまるのがこの馬。母父にこのレースに相性の良いダンジグ。NZT2着馬の相性は良くないが血統的には妥当。
ドラゴンウェルズ…父がロベルト系で母父にND。これもデアリングと同じ形。前走は外枠であったことも敗因の一つだろうが、将来的にもう少し走れても現状では若干力不足の感は否めず。
ディープエアー…父タイキシャトル×母父エルグランセニョール(ND系)。これはあのウインクリューガー同配合。きさらぎ賞組と言ってもいいが、札幌組でもあり、時計の早い馬場に適正があるかどうか。ウイン同様短縮もあるが、いかんせん前走に見せ場がなく。
タガノバスティーユ…父BTで母父サクラユタカオー。距離実績なく、配合はロジック参照。ないなぁ。
ダイアモンドヘッド…SS×ダンジグの組み合わせはデアリングハートと同様も、デアリングと違うのは、3歳に入ってから好走暦がないこと。頭打ちともまた違う精神面の不調が考えられる。岩田神騎乗で少しの怖さはあるが、彼は今年のG1で【0013】なことを忘れてはいけない。
セレスダイナミック…父がサザンヘイロー×母父ブロードブラッシュ。ND系を含まない貴重な馬だがそれもロジック参照で。鞍上は神だが、さすがに距離実績もないし。
ステキシンスケクン…父ダンジグ×母父ミスプロ。共に直仔ということで、共に孫が活躍する時代としては血統的にいえばかなり古いわけだが、それでも重賞勝ち馬を出せるだけのポテンシャルをこの両馬は秘めていたいうことだろう。改めて偉大な種牡馬だと考えさせてくれる。逃げ一手だが絡まれても問題なく、意外と世間がHペースと言った時は落ち着くもの。それほど強い相手とはやってないと思うが、一応対抗候補。
キンシャサノキセキ…父フジキセキ×プレザントコロニー(リボー系)ということでロジック参照。オーストラリア産ということで、2kgのアドバンテージ。アドマイヤカリブをジュニアCで破るなど強さも見せた。前走は大外に持ち出した分、距離損で前を残す格好となったが、G前はもう一度伸びていたように自身の競馬内容自体はそう悪くはなかった。軽い芝の方が良い馬だろうし。ただ血統的にはマイナス。
エムエスワールド…ステイゴールド×マルゼンスキーで母父条件は満たす。例年この時期によくいる1400mに特化した馬で1600→1400mの短縮がやたらとはまる馬がいる。同馬がそれに該当し、これまで1600mで【0003】ということを考えると強く推せない。
アポロノサトリ…コジーン×ディキシーランドバンド(ND系)。やたらと穴人気しているが、NZTで不利があったからか。朝日杯でも出遅れたように鞍上がESPを発動させそうな期待がムンムン。1600mまでの実績しかないし、穴人気しているようなら買わない。
アドマイヤカリブ…父サクラバクシンオー×母父ゴーンウエストでND系を含まず。ただミスプロ系を含むパターン。距離実績がなく骨折明け。ステキシンスケクンに先着経験はあるが、相手とは順調さが違うので今回はさすがに苦しいのではないだろうか。
- ここでの結論
一応実績と血統的な面からみて◎はフサイチリシャールに。○はステキシンスケクン。△にディープエアーとファイングレインを考えているがこれは血統面からのアプローチで、能力面からいえば、マイネルスケルツィとロジックも3着以内候補からは外せない。
こんだけ書いておいて1000円も買わないんだから笑えるよね(笑)。
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