追記

  • 先週の回顧続き

 ナリタダンディは近走一発ありそうな感じはなくもなかった。今年に入って初のダ1200m(デビュー戦で一度経験あり)となった4月1日の阪神ダ1200mはツタンカーメンとヒカリアイが差せる競馬。そこを上がり3位タイの脚で6着。

 連闘で1400mに使い伸びずバテずで11着。その後は1200mに戻り追い込んで6着、4着。中京芝6着を挟んで今回2着。

 これまで惨敗していた芝でそれなりに走ってた事から近走は相当に状態が良いと思われ、今回の2着はフロックではなく、馬場と展開さえ向けばまた飛んでくる恐れもある。もっとも、その条件が合えば、何でも飛んでくるわけだが。次走以降も単純に消しとはならず。


 ポライトストーンに関していえば、ある程度行く馬が行って、外枠・短縮なんてのはパッとみ、合いそうな感じではあったが、フォルテピアノもそうであったように、内を通った方がそれなりに有利な状態。しかも、この馬は最内からでも強引に割ってこれる根性もある事を考えると、外枠はむしろマイナス要因だったかも。このクラスを55kgで牡馬と混合戦なら内枠である程度早い流れというのは必要条件かもしれない。牝馬限定なら最上位。


 パレスエースとマルトクはペースとか馬場云々以前にどうやら本調子にない様子。どう考えても弱い相手とか逃げられる展開でないとしばらく見送り。


 ナトゥーアが内から伸びてきたのには驚いたが、最初から逃げてれば。ウイングシチーもゲート後が遅く逃げられず。精神面を鍛えるには良いレースなったかもしれないが、やはり逃げてこそというか被されずに競馬してこそ。断然抜けた力がある馬ではない。


 日曜のダートは4枠より内の馬しか好成績でないことを考えると、やはりフォルテピアノやポワイトストーンの評価はそれなりに上げるべきで、その意味ではパレスエースも少しだけマシか。逆に内枠でこられなかった馬は評価が大幅に下がる。

 ディープ→リンカーンダイワメジャー3連単に1万賭けたらいくらになるか。個人的には10〜15倍と見込んでるが。


 個人的にここまでリンカーンとの相性はそれほど良くない。というよりも、この馬で馬券を獲った事がない。すみれSでクラフトワークリンカーンからゼンノロブロイではなくメイショウアカシに15000円賭けた以降、この馬の馬券をおそらくは昨年の有馬記念でちょこっと買っただけ。もっとも、重賞を買わないからそういう状況にあるだけで。これまで人気に反発する走りをみせてきた同馬が最強の2番人気馬として君臨する今回はどうだろう。先の天皇賞がベストパフォーマンスだっただけに、ひ弱さのある同馬が連続して走れるかどうか。他馬と能力比較をすれば確実に2番手なだけに、あとは自身がどれだけ頑張れるかということだけ。信用したいような信用出来ないような。


 天皇賞では久々の影響もあってか、折り合いを欠いたナリタセンチュリー。馬場が湿るのは他が気にする分だけ相対的に有利に働くだろう。これも、他がどうこういうよりも、自分がどれだけきっちりと仕上げられるかどうかがポイントになりそう。個人的に一応天皇賞の○馬。


 トウカイカムカムは不幸からゾエに乗り替わり。GIということを考えると多少はプラスか。力は落ちるだろうから、内差しに専念してどこまでという所だが、内がそれほど良くないようで。天皇賞はその策に専念して前が詰まったこともあるし。オースミグラスワンを破ったことで個人的に評価はしているが、今回買うかどうかはまた別。