ディープインパクト 1位ですってね

 某社会学助教授先生へのブログのカキコから辿ってこられた方が確実に存在しそう(だいぶ前のカキコから今でも来られる)。だけど、「なんで競馬?」ってことに驚かれるでしょうが、仕方なかったんですよ。名前消そうとしたらコメント出来なかったから。そんな事も気にせず週末の予想に移って行くわけですが。


 その前に、そうやって足を運ばれたお客様(いつも予想を見に来る数百人のマニア以外の方)にも少しでも競馬に対する情報を提供しておいた方が良いかと思うのでタイムリーな一品を。

凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、10月1日=ロンシャン競馬場)に出走するディープインパクト(牡4、栗東池江泰郎)が、国際競馬統括機関連盟(IFHA)による「トップ50ワールドリーディングホース」で日本馬として初の首位に立った。日本中央競馬会(JRA)が20日に発表したもので、1位タイに外国馬のハリケーンランシロッコがランクされた。日刊スポーツ 2006 7/20 速報

 このIFHAという機関の示すランキングがどれほど正確なモノかはさておき(サッカーのFIFAランキングと同じぐらい適当)、日本馬が史上初めて首位にたったというのは、これまでの歴史を顧みるまでもなく、「偉業」です。


 ただ、実際は、国際GIと名の付く大きいレース(日本ではジャパンカップ宝塚記念など。ディープは先日宝塚記念を制した)を制してはいるものの、外国馬とは一度も対戦していないわけで、語ると簡単ではない背景があります。


 簡単に個人的見解を語ると、ディープインパクトは今年に入って勝ち続けていた。自身のパフォーマンスを落としていないことが、一つ。二つ目は、これまで断トツ首位だったハリケーンランサンクルー大賞というレースでプライドという牝馬に敗れた。そしてシロッコはコロネーションCというレースを勝ったが、そこで接戦し負かした相手がウィジャボードという馬。これを3月に破ったのがハーツクライ(日本馬)。


 ハーツクライディープインパクトを昨年の有馬記念で破っているものの、評価としてはディープインパクトの方が高く、そのハーツクライが強いのだからディープも…ということで、相対的に評価が上がったものと思われる。あと、宝塚記念の2着、3着馬が地味にレーティングとしては悪くないものを持っていたこともちょっとは関係あるかも。


 この評価の125というのはレーティングの歴史からみると、決して高いものではなく。そして、ディープインパクト宝塚記念で125が付けられたというのも、少し評価されすぎた感がある。


 それでも、日本の生産馬で、日本の調教馬が中間ランキングとはいえ世界一に選ばれたというのは、日本における近代競馬の発祥の背景や、アメリカやイギリスといった競馬先進国にまた一歩近付いたとする意味において、日本競馬史に燦然と輝く快挙である。


 願わくば、FIFAランキングのように大会(レース)が終わったら、全然違ったということにならないように、無事に競走してきて欲しいと思うわけです。その前に、現在7位に甘んじているハーツクライが7月29日の深夜にキングジョージに出走する。そこで、健闘(勝って欲しい)してくれれば、日本馬が世界の一流GIに複数頭同時に進出するという、これまた言葉にならないぐらいの快挙を味わわせていただきたいものである(古くは香港で3連勝なんて記録もあるが、レースの格が違う)。


 頑張れ、ディープインパクトハーツクライということで。当たらない予想を楽しみにされた方、申し訳ない。夜中に書ければ書きますので。無理なら明日の昼ぐらいまでには。ちなみに、今週の購入馬券は日曜函館12Rのみなんで、ご了承ください。では、ではこれから所用。