買い目

 いまさら予想家の方々の買い目や印の付け方にイチャモンを付けてもしょうがないけど、何で判を押したように皆買い目が同じようで、多いんだろう。


 7頭立てで1倍台の馬に◎を打ってるにもかかわらず5頭ぐらい印を打つ方。馬連2倍以下なのにどうするのか聞きたい。予想家さんも博徒なんだから、決まっているように何も印をたくさん打たなくとも。▲抜いたら攻め予想みたいな風潮があるようだが、あんたら何点買ってるんだよってモノが蔓延しきってるんだろなぁ。


 一番良く見掛けるのは例えば、1⇔2、1⇔3、1⇔4、1⇔5、1⇔6の馬単折り返し12点買い。減らしても馬連含めた9点ぐらい。大抵のスポーツ新聞や専門誌にはこの折り返しの馬単買い目が並んでいる。紙面スペースの都合上、馬単の記載が楽なのはわかるけど、それで3連単3連複が当たりましたの宣伝をやっちゃいかんだろう。◎○▲で決まったとしても紙面上は馬単しか当たってないことになってるんだから。仮に、それで3連単が当たったと認めても、たまに△-☆-▲で的中なんて広告を見掛けるが、これってもう何でしょう。むしろスペースが空いたから的中報告作りました感すら湧いてくる。


 こうしたマスコミが顧客であるファンを置き去りにしているのは、馬券を買うファンが10点も20点も買ってるかどうかを無視してるところにあるんじゃないかと思う。紙面報告のために保険をたくさん用意して的中例を出すのも理解出来なくもないが、例えば2点、3点で良いならスバッとそう書くべきだし、馬連としての◎じゃなくて3連複候補としての◎なら買い目は当然3連複を挙げるべきじゃないだろうか。

 競馬場やウインズで落ちてるハズレ馬券を見れば5点ぐらいが多いと思うのに、マスコミとファンの意識の相違があるような気がする。HP上で○○記者の一日馬券記録なんてコーナーで実際にどんな馬券買ってるのかリアルタイムで流しても面白いと思うのになぁ。「うわ、100円かよ」とか「10000円も賭けてるんだから自信度高いんだな」とか。オンライン上にはスペースの都合なんて無いんだから、PATファンが多くなってきた現状でなら、一つの企画として楽しめると思うんだけど。

 ただ、ファンはそこまで買い目に執着もしてない。